3Dプリントで車椅子用の補助器具をカスタム製作


Robin Brunnquellさんは、呼吸器系の問題と神経筋機能障害を患っており、移動には電動車椅子を使用しています。

公認看護師であるRobinさんは医療の知識を活かして、車椅子に取り付けるカスタム補助器具の開発を自ら行い、3Dプリント技術を使用して自身および支援を必要とする人々のために車椅子用補助器具を製作しています。

Robinさんと車椅子(画像: Markforged )

Robinさんと車椅子(画像:Markforged

Robinさんは、自身の使用する電動車椅子の補助機能が十分ではないと感じていました。彼女は電動車椅子の機能に、コンパクトであること、持ち運び可能であること、あらゆる気候に耐えられることを求めていました。さらに、車椅子はベンチレーター、バッテリー供給、緊急用の必需品などを運べる必要があります。車椅子に機能を追加するにしても、販売されているパーツでは既存の車椅子用に改造するのは難しく、また、素材の強度が十分ではありませんでした。

Robinさんは医療の知識を活かして、自らカスタムの補助器具の開発を始めました。また、製作する補助器具は自身だけでなく、サポートが必要な障害のある他の人々にも使ってもらえる器具になるよう試作に力を入れてきました。車椅子用の補助器具の開発には、強度およびカスタマイズが求められることから、それらを行える3Dプリント技術を利用しました。

努力の結果、彼女の車椅子の座席シートの高度なプロトタイプが認められ、起業家向けSOLIDWORKSプログラムを通して、1年分の無料SOLIDWORKS 3D CADおよびSOLIDWORKS Composerを手に入れました。 

Robinさんは他にも車椅子用の補助器具として、

  • 調節・取り外し可能なジョイスティック・マウント

  • 調節可能なベンチレーター・マウント

  • 自動車用のヘッドレスト・マウント

  • モーター・コントローラーのマウントおよび保護カバー

  • 開閉式で耐候性のあるバッテリーボックス

などを開発しました。

補助器具に必要な強度を満たすため、パーツの製作にはMarkforged社の3Dプリント技術が使用されました。多くのパーツの材料にはOnyxが使われ、強度、耐衝撃性、曲げ特性を満たすためにKevlarまたは炭素繊維が強化材として使用されました。例えば、ベンチレーター・マウントのブラケットは、OnyxとKevlarを使用することで、起伏の多い地面でも約13.5kgの重さに耐えられるそうです。

さらに、Markforged社の3Dプリンターを使用してパーツにボルトを組み込むことで、パーツに調節機能を持たせることができました。

Markforgedの技術により、強度、カスタマイズ、調節機能を満たしたパーツが製作でき、Robinさんのニーズを満たすことが出来ました。

Robinさんは発明家として、今後も車椅子用のカスタム補助器具の製作に取り組む予定であり、障害と共に生きる人々に手の届きやすい価格で信頼できる補助器具を作っていきたいとのことです。

Markforgedを始めとした3Dプリント技術に関するご相談は、3D Printing Corporationにお問い合わせください


出典元:https://markforged.com/blog/medical-inventor-3d-prints-her-own-assistive-tech/