3Dプリントした部品を使用してエベレストに登頂

スウェーデンの「SolidEngineer」の設立者・CEOのBjörn Lindwallさんは、標高の高い山の登山を趣味としています。過去にはヒマラヤやキリマンジャロ、アンデス山脈のアコンカグアにも登った経験があります。

Lindwallさんは、自身のアドベンチャーをBJORN ADVENTUREに記録していると同時に、テクノロジーがどのように登山などの冒険に応用できるのかを探求してきました。そんなLindwallさんが目指したのは、もちろん、エベレスト登頂でした。

エベレスト登山にも耐え得るパーツ

標高の高い山への探検には、衛星通信が鍵となります。エベレスト登頂を目指すため、Lindwallさんと彼のチームは衛星通信機器のハウジングとアイゼンの設計を見直し、強度を保ちながら軽量化する方法を探りました。

Lindwallさんの会社SolidEngineerは、アメリカの3DプリンターメーカーMarkforgedのパートナー会社であり、3Dプリンターによる試作や最終部品の製作はお手の物です。

衛星通信機器の箱のハウジングは、-40℃の寒さにも、エベレストの高度にも、登山中の衝撃にも耐えられる必要があります。Lindwallさんのチームは、炭素繊維で強化したナイロンのOnyxを使用することで、極度の低温度でも高強度を保てる箱を製作することができました。

Onyxで製作した衛星通信機器のボックス(画像: Markforged )

Onyxで製作した衛星通信機器のボックス(画像:Markforged

また、これまでスチールで作られていたアイゼンの部品もOnyxで製作しました。スチールの方が長持ちしますが、スチール製の場合は50gである一方で、Onyxで製作したものは15gと、その重量差は歴然です。軽量化しただけでなく、石や砂利にぶつかった時の衝撃にも耐える強度を持ち合わせています。

Onyx製部品の機器と共に、Lindwallさんと彼のチームはエベレスト登頂に成功しました。約8週間にも及んだ登山後でも、これらの部品は傷こそはできましたが重大な破損はなく、Onyx製パーツの強さを見せつけました。

Lindwallさんは、エベレストからパラグライダーで降下するなど、今後も様々な冒険に挑戦していくそうです。

Markforged社3Dプリンターのお見積りやその利用に関するコンサルティングも受け付けております。お気軽に3D Printing Corporationまでお問い合わせください。

出典元:https://markforged.com/blog/climbing-mount-everest-with-3d-printed-parts/