美容室のシャンプーボトルをリサイクルして義肢を3Dプリント作製

環境問題になっているプラスチック。私たちの日々の生活で出るプラスチックごみの量はとても多いです。何人ものお客様に対応する必要のある店舗では尚更です。


シャンプーボトルをリサイクル

Bernie Cravenさんは元美容師で、40年もの間、ヘアサロンから出るシャンプーボトルなどの大量のごみを見てきました。そのごみをどうにかリサイクルできないかと考えたとき、思いついたのはプラスチックをリサイクルしたフィラメントを使用して3Dプリンティングすることでした。

近年では、3Dプリンティング技術は義肢の製作に利用されています。Cravenさんは、リサイクルしたプラスチックを使用することで、安価に義肢を3Dプリント製作し、多くの人々が義肢を手に入れられるようになると考えました。Waste Free Systemsというプロジェクトにおいて2年を費やし、プラスチックごみをどのように価値あるものに変えられるかを研究しました。

ごみから人を助ける補助機器へ

Cravenさんは、オーストラリアのクイーンズランドで38店舗のヘアサロンと協力し、シャンプーボトルといったプラスチックごみを回収します。プラスチックごみは倉庫にて砕き、押出機を使って3Dプリンター用のフィラメントを作製します。

最初の義肢のプロトタイプは、作製するのに9時間かかりました。まだ試験段階ではありますが、Cravenさんは1つの義肢を作製するのに約15~20本のプラスチックボトルを使用すると考えています。

また、補助器具のための設計を開発したり共有したりしている団体e-NABLEによって義肢を完成させるハンドキットが寄付されました。

Cravenさんにより最初に作製された義肢のプロトタイプ(写真出典元: ABC News )

Cravenさんにより最初に作製された義肢のプロトタイプ(写真出典元:ABC News

現在は、左手のない12歳の少女と11歳の少年の2人にCravenさんが作製した3Dプリント製の義肢を試してもらっています。問題がなければ商品化される予定です。

2人の子供たちは、片手ではできなかったことが両手で出来るようになることを非常に喜んでいるそうです。


プラスチックごみを人を助ける器具に変える。3Dプリンティング技術を利用するからこそ、成し得ることと言えます。

プラスチック資源をリサイクルし、材料として使えることから、3Dプリンティング技術は、サステナビリティにもつながると注目されています。

プラスチックのリサイクル機、そしてそのプラスチックを3Dプリンティング用のフィラメントに変えられるエコシステムに3devoのSHR3D ITフィラメント・エクストルーダーがあります。

オリジナルの3Dプリンティング用材料をフィラメント・エクストルーダーで社内作製することができ、たとえ満足のいかない結果だったとしても、その材料をSHR3D ITでリサイクルすることができます。

3D Printing Corporationでは、コンサルティング、機器選定、データ設計の支援・代行、アフターサポートなど、3Dプリンティングに関わる必要な運用をサポートいたします。3Dプリンティングに関するご相談はお気軽にお問い合わせ下さい

出典元:

https://mobile.abc.net.au/news/2019-04-22/recycled-plastic-made-into-prosthetic-limbs/10992038?pfmredir=sm

https://all3dp.com/4/hairdresser-recycles-shampoo-bottles-3d-printed-prosthetic-limbs/