【レポート】TCT Japan 2019に行ってきました!

2019年1月30日~2月1日に東京ビッグサイトにて開催されたTCT Japan 2019に行ってまいりました!

前身は「3D Printing展」として2015年より開催されてきましたが、今年よりRapid News Publicationsとの共催で「TCT Japan」として更に成長した展示会となりました。

日本のみならず、世界から3Dプリンティング、Additive Manufacturing(付加製造)技術とその周辺産業の企業が多く出展し、来場者は3日間で43,000名を超えました。

会場にて私たち3DPCスタッフとお会い頂けた皆さま、ありがとうございました!

Markforged社ブースでは、弊社お客様である有限会社ボーダック様の壁面走行ロボットを展示させていただき、来場者の皆さまより非常に大きな反響をいただきました!

ボーダック様は、Markforgedの3Dプリンターを使用してロボット・ドローンのパーツを作製することで、以前のアルミ切削外注時の1/10のコスト削減、155g軽量化、そして36時間の製造時間短縮を実現しました。

ボーダック様の事例の詳細はこちら

このブログを読んでくださっている方は3Dプリントに興味のある方だとは思いますが、残念ながら、日本での3Dプリント業界は欧米に比べて少々遅れを取っています。

TCT Magazineによれば、その理由は、日本は分野によってはリスクを回避する傾向にあるためだと言います。

しかし、入場者の多さからも見ても、日本企業も3Dプリンティングの活用に着目しているのが分かり、今後、日本における3Dプリンティング業界の成長を期待したいところです。


TCT Japan 2019では、やはり金属3Dプリンティング関連の製品が多く見られました。

Nikonは、開発を進めてきた同社初の金属3Dプリンターを披露していました。金属粉末を使用するLaser metal deposition(LMD)方式を用いたこの3Dプリンターは、ビルド容積は20 x 20 x 20cmです。小さな研究所でも導入しやすく価格を抑えるとのことで、日本国内での金属3Dプリンター導入の普及の後押しになるかもしれません。

Markforgedでは、独自の新技術ADAM(Atomic Diffusion Additive Manufacturing: 原子拡散積層造形法)を用いた金属3Dプリンター「Metal X」の実演を行っていました。Metal Xを始めとしたMarkforged社3Dプリンターはその導入コストの低さと高強度パーツ造形から人気があり、複数のブースで見られました。

また、目を引いたのは、Mimakiの世界初1,000万色以上のフルカラー造形ができるUV硬化インクジェット方式の3Dプリンターです。展示されていたサンプルは鮮やかな色が複雑に配色されていました。最終製品の製作や建築模型など、色が重視される造形に活躍しそうです。

Polymakerは、PolysmoothとPolysherを展示していました。材料のPolymakerで造形したパーツをPolysherに入れると、アルコールの溶剤により非常になめらかな仕上げになります。3Dプリント造形品は積層痕が気になるという声がよく聞かれますが、様々な企業がそれぞれのアプローチで表面処理への解決策を提供しようとしていることが分かります。


日本における3Dプリンティング業界全体的には欧米に比べてやや遅れを取っていますが、常に先を見て最新技術を追い、また、新しい技術を作り出そうとしている企業が日本にもいます。

3Dプリンティングの活用や技術開発が、これからの日本を大きく飛躍することに期待します。


出典元:https://www.tctmagazine.com/tctblogs/laura-griffiths-blog/tct-japan-2019-3d-printing-research-adoption/