3Dプリンティングとは
”戦略”である。

Additive Manufacturing(付加製造法)としても知られる3Dプリンティングは、従来の切削加工に代表されるSubtractive Manufacturing(除去製造法)とは正反対の全く異なる製造技術です。ビジネス戦略としての3Dプリンティングは、様々な工程の組み合わせと、何百もの異なる技術、そして何千ものブランドやメーカーの集合体が成果を最大化しコストダウンを両立する新しい概念です。

 
whatis3dprinting-concept.png
 

ISO / ASTM52900-15によれば、7種類に3Dプリンティングの造形手法が分類されていますが、3Dプリンティング市場の急速な商業化および技術的進歩により、この規格は最新の手法や技術を完全には網羅していないと言えます。以下に掲げるリストは、最新の造形手法を網羅するようアップデートしたものです。

 

 

Process

Laser based Systems

Thermal Extrusion

Material Jetting

Material Adhesion

Direct Energy Deposition

Vat Polymerization

Laser Melting

Laser Polymerization

SLS

SLA

FDM/FFF

3DP

LOM

EBM

DLP

SLM

SGC

Robocasting

IJP

SFP

WAAM

CDLP

DMLS

LTP

ADAM

MJM

Cold Spray

DMD

BIS

CCFR

BPM

LENS

2PP

Thermojet

SLC

HIS

LPD

Material Type

Powder

Liquid

Solid

3Dプリンティングにおける工程と技術マップ

日本企業にとって、このリストを理解することは3Dプリンティングを効果的に運用するカギとなります。というのも、異なる3Dプリンティング手法はそれぞれの企業にとって最適なものが異なり、また多くの場合、同じ企業内であっても部署が違えば最適な手法は異なるからです。例えば、ある3Dプリンティング手法は試作品製作ツールとしてはあまり効果的に機能しませんが、生産設備としては非常に優れた性能を発揮する場合があり、その逆の場合もあります。他にも、ある3Dプリンティング手法はカスタム冶具などの製造において低コストかつ効率的で工場ライン内では完璧なソリューションである一方で、小さく精巧な部品には向かないという例もあります。

現時点で、どの3Dプリンティング手法が御社に最適かを判断するための統一的なベンチマークは存在しません。この理由から、多くの企業内で、専門知識が少ないまま、3Dプリンティングの活用が難航し、挫折感を引き起こし、しばしば失敗に終わる結果となってしまっています。 3DPCは、御社が3Dプリンティング未導入か、あるいは導入に向けて片手落ちな手順しか経ていない場合に、3Dプリンティングの概念の基礎的な理解を提供しより有効かつ円滑に御社が3Dプリンティングを導入できるよう支援いたします。

3Dプリンティングワークフローの概要:

包括的な概念である一方で、3Dプリンティングには3つの共通した手順があります。以下に「データ設計」「パラメータ設定」「ハードウェアセットアップ」の3つのワークフローを示します。3つのワークフローはそれぞれより細分化することができ、「データ設計」のワークフローを例にとると、データ作成、データ修正、最適化が細分化されたカテゴリーとなります。ここで最も重要で、理解しておくべき内容は”3Dプリンティングは主に3つのワークフローで構成されている”という事です。

データ設計

すべての3Dプリンティングはデータのレベルから始まります。元となるデータに欠陥があると、次に続くステップの良し悪しに関わらず、最終結果はこの欠陥を継承し、深刻化する可能性すらあります。3Dプリンティングは現在、メッシュ化されたデータをベースにしています。メッシュとは、CADプログラム上で設計された形状を多くの小さな三角形で近似するために用いる三角形の要素を指します。最新のものでは、メッシュではなくボクセル(画像にとってのピクセル、その3D版)で構成されるデータを用いた3Dプリンティングも登場していますが、基本的にはメッシュと同じように扱います。
メッシュ化されたデータは、容易に操作できず、中空であるため、データ解析やデータの修正などデータ作成後のエンジニアリングでは使いやすさに難があります。 製造業界、特に自動車産業における3Dプリンティングの課題の1つは、CAD → メッシュ生成 → メッシュの修復・修正の工程を円滑に進める適性のあるツールを活用できるか、にあります。
言い換えれば、現実の世界に変換された場合に厚さや質量といった情報が欠けているメッシュです。3Dプリンティングでよく見かけるファイル形式は.stlと.objです。まだ普及していませんが最新の形式である.3mfは、物体の色や内部構造といったいくつかの補助的な情報をデータ内に組み込んでいます (18)。業界によってはメッシュから完全に離れてボクセルに移行すべきですが、まだあまり一般的ではありません(19) (20)。

効率的にデータを作成するために企業が採用する一般的な戦略は、導入初期のCAD作業を専門企業やフリーランサーに外注するというものです。社内のCADチームにデータ作成を依頼することもあります。しかしどちらのケースにおいても、データ自体に欠陥が含まれることがよく見受けられます。なぜなら3Dプリンティングのための設計 (DFAM) は依然として広く知られておらず、デザイナーは従来の製造方法を満足するためのデータを作成を教育され、設計時に3Dプリンティングに適合しているかを検討しない傾向があるからです。

パラメーター設定

すべての3Dプリンティングでは、「スライサー」と呼ばれるソフトウェアを用いて、メッシュ化されたデータを薄い層に分割し、分割された各層の印刷経路を数値化することで印刷手順を作成しています。これは、デジタルデータを実際のオブジェクトに変換するための重要なステップです。使用されるハードウェアとテクノロジーに応じて印刷のパラメータが異なるため、ほとんどすべての3Dプリンターメーカは、この問題を解決するために機器と一緒にスライサーを提供しています。印刷のパラメーターは、材料と性能仕様がより具体化するにつれての複雑化していきます。

例えば自動車用の金属部品の場合、レーザーまたはプラズマのアークの照射時間により結晶構造が変化し、その自動車部品の最終的な物理的特性が変わることがあります。逆に、非常に厳格な機械特性が要求されていない、非晶質高分子のような素材の場合には、パラメーターはロバスト性が増すことになります。

部品の性能要件を達成するには、ハードウェアを扱う技術的スキルと、ベースとなるテクノロジーの理論的な理解が必要です。

適切なパラメータ設定は有効な結果を得るために最も時間のかかるステップの一つなので、カスタム素材を使用したい企業はこのステップを最もよく考慮する必要があります。

ハードウェアセットアップ

ここ数年、3Dプリンティングの開発の勢いは加速しつづけています。 非常に革新的なシステムが開発されたケースも多数存在するものの、ほとんどの派生物は実用的なパフォーマンスに欠けています。 適切な3Dプリンティング手法を選択することが、適切なハードウェアを選ぶための第一歩です。 どの手法が必要かを理解したら、より効果的に間違えなく必要なハードウェアを探し出すことができます。

印刷物のサイズが大きくなるにつれ、コスト/パフォーマンスのトレードオフは大きくなります。巨大な印刷物の場合は、大規模なシステムを導入するのに対して生産スピードなどのパフォーマンスを犠牲にしたり、非常に大きなコストをかける必要が出てきます。

なぜ3Dプリンティングが2018年の注目の話題なのか?

3Dプリンティングは、2017年から2023年にかけての年複利成長率 (CAGR) が25.7%と、高い市場成長率が維持されることが推定されています。 (14) これは現在から2023年にかけてざっと3倍の規模になることを意味しています。予想CAGRが5.62% (15) のCNCマシニングセンタなど、他の製造方法に比べて、なぜ3Dプリンティングが製造技術として騒がれているか容易に見て取れるでしょう。以下が継続的な成長の主な理由であると考えております:

  • 3Dプリンティングが機械および素材の販売とサービスの原動力となる、一連の製造ツールとして利用されていること。
  • 何年か前に比較的安価な3Dプリンティングシステムを購入した先見的な企業が、現在この技術を
  • より大きなビジネスシステムに移転していること。
  • 3Dプリンティングシステムの価格性能と能力が向上し続けること。

特に、3Dプリンティングのメーカーと技術的軌道にはシナジー効果があるようです。技術が向上するにつれ、3Dプリンティングの便利さに気付いてはいるが技術的決定打にかけていた為に決断できずにいた企業が、導入し始めるだけでなく、彼らの産業内での業務が、同様な成果を達成するために他社メーカーに同じプロセスの導入を促す傾向があるからです。結果として成長サイクルが加速されます。

これは日本の企業にとって意味があります。なぜなら、3Dプリンティングは製造工程として広がっていっているからです。日本における製造業の果たしている大きな役割からみて、この変化は日本において比較的大きなインパクトを持つことになるでしょう。

最後に、より優れたコストパフォーマンスと性能範囲の拡大により、3Dプリンティングは中小企業に急速に採用されつつあります。3Dプリンティングが試作品製造技術から製造技術に変革を遂げるに伴い、中小企業が大企業に対抗できる競争力を獲得するようになることが学術調査によって示唆されています。(13)

3Dプリンティング検討の際に企業がおこす頻度の高い誤りとその防止方法

①「当社は高精度の部品を製造しているので最も精度の高い3Dプリンターが必要である」

3Dプリンティングシステムには単一のベンチマークがないため、経営層は数多くある為複雑化されたシステム選定に理解が及ばないことがしばしばあります。「Zピッチ」や表面仕上げなどはしばしば機械やアウトプットの品質と混同されることがありますが、実際には関連がない場合が多いのです。

狭い範囲のアプリケーションを数個定義することからはじめて、サイズと素材および生産量によってそれらをグループ化します。

例えば、ある自動車メーカーが新しいタイプの高性能エンジンブロックとより軽量のインテリア部品を作るために3Dプリンティングを活用したいと考えているとしましょう。しかし、この両方のプロジェクトを遂行するのに「ベストな」3Dプリンターは存在しません。なぜなら、相対的なサイズと素材の違いが大きすぎて完全に異なる3Dプリンティングプロセスが必要だからです。

この自動車メーカーは、試作品製造アプリケーションにおいても別途分類し、そこから模索を始めたほうがより効果的なのです。

Application ----- Material ----- Size
Engine Block Custom Metal Alloy Large
Interior Components Various polymers Small to medium
Component Prototyping polymers Large
Component Prototyping polymers small

また、誤った認識に、精度が1つのステップで達成されるべきもので、そうでなければ全く達成されないものだという考えがしばしばあります。現実に3Dプリンティングは、最も高いパフォーマンスを要求される物の製造に適している事さえあるのです。しかし、それらはしばしば2次的な、ポストプロセシングとしても知られる工程を経ています。3Dプリンティングを検討しているメーカーは同時に、彼らのポストプロセシング戦略を考慮する必要があるでしょう。

②「3Dプリンティングはより安価になってきているので、待つべきである」

3Dプリンターの価格性能は上昇傾向にありますが、内部データによれば、企業向けの3Dプリンティングシステムの平均コストは上昇しています。これは、工業用機械と企業用「デスクトップ」3Dプリンターの境界がなくなってきているためであると考えられます。多数の3Dプリンターのメーカーは高価でも飛躍的に優れた機能郡と信頼性を提供することにより多くの需要が集まっていることを認識しています。

以下に示す3Dプリンティング領域における価格は、新しい技術と市場の競争により下落傾向にあるようです。

  • 規格内金属粉末のコスト
  • 入門レベルのデスクトップ3Dプリンター
  • 試作品製造用金属3Dプリンター

3Dプリンティングはしばしばコンピューター技術と比較され、その発展がムーアの法則のように起きると考えられがちであり、3Dプリンターのスピードやコストといった事象が非常に速い速度で改善してきたため、より一層の混乱要因となっています。これらの改良は異なる3Dプリンティング工程で広範囲にわたって起こる傾向があります。例えば、金属3Dプリンティングのスピードは、いくつかのメーカーが1トン/24時間を謳うなど、劇的な速さで向上したと言えますが、これは特定の工程にかかることであり、企業が保有しているかもしれない全ての、あるいは多くの金属3Dプリンティングアプリケーションにすら直接適用できるものではありません。

今が御社にとって3Dプリンティングを活用を始めるのに最も適している理由は、あれやこれやの数値が将来大幅に向上するからではなく、3Dプリンティングの分野で競争力を磨いた会社が3Dプリンティングにおける技術的な収穫によって恩恵を受ける、ということにあります。これらの技術を磨くのための相対的な時間は同じなので、これまでこれらの競争力を内部で開発してこなかった企業に対して競争優位を得ることができます。

③DFAM戦略の欠如

多くの場合企業は、部品の設計が従前のルールに従う必要がないということをはじめに考慮することなく、3Dプリンティングにアプローチします。企業内で3Dプリンティングの能力を開発する大きな理由の一つは、以前は不可能だった製造形状を既存概念から解き放つことにあります。しかし非常に多くの場合、企業は優れたCAM設計を直接3Dプリンティングの設計にそのまま移行することのみしかしておらず、他国と比べ標準以下の結果になってしまっています。

もしDFAM技術を即座に入手することが出来ないのであれば、技術のあるサービスプロバイダーにアウトソースすると同時に、これらの技術を最終的には社内で育成する計画を作成するべきでしょう。DFAM技術は3Dプリンティングのハードウェアに依存しないため、DFAMのトレーニングの過程を始めるにあたり、低価格の3Dプリンターで実験するための設計チームを組成することが最良の選択肢です。

 

DFAMについて

-デザイン・フォア・アディティブ・マニュファクチュリング (DFAM)

所望の形状が3Dプリンティングシステムで製造されるために設計する工程はDFAMと呼ばれます。これは非常に重要な論点であるのは、DFAMのルールが伝統的な製造のための設計方法と非常に異なり、時には完全に反対になるためです。3Dプリンティングによって製造されうる形状には制限が少ないため、ある部品の性能はしばしばそれ以前のものに比べて強化され得ます。ただし、考慮すべき制限が次のようにあげられます ―従来の製造手法と比べ、金属の結晶度、導電性、熱応力などが異なる主要素として挙げられ、製造工程に組み込むトライ時には成果物の検証を行う必要があるのです。(16)

これらの要因により、DFAMは学際的なスキルであると捉えられ、3Dプリンティングについてさまざまな異なるレベルで理解している経験豊かな専門家や、技術者、デザイナーを必要とすることがしばしばあります。これらの難しさに取り組むことを試みたソフトウェアも存在しますが、この工程は3Dプリンティングにおいて非常にスキルと経験がものを言う部分として存在し続けることになると考えられます。

DFAMには、また3つの大きな利点があります。

  • 複雑な一体型部品の製造
  • 革新的/高性能の形状
  • いくつかの形状における素材と製造コストの削減

3Dプリンティングを使用すると、複数の部品を一つの部品にまとめることで、ネジやファスナー、余計な継ぎ手が不要になる可能性があります。これらの不必要なパーツを取り除くことにより、重量を削減し、サプライチェーンを簡略化できる可能性があるのです。これについて最もよく知られた例はおそらくGEで、航空機のエンジンに3Dプリンティングのアプローチを採用することで、部品の数を30%削減し、燃料効率を15%向上させることに成功しました。 (9)

個々の部品の性能を向上させることで、デザイナーは、性能と安全に対する要求に満たすためのより広い範囲での限界的なオプションまたはより良いトレードオフを手に入れることになります。

形状によっては、大量の無駄が発生します。例えば、長い「U」の形のパーツは、U字の内側を完全にフライス加工で削り取る必要があり、素材の大部分が無駄になってしまいます。そういった中、3Dプリンティングは非常に大きな節約につながる可能性を秘めています。例えば、ボーイングの787ドリームライナーはたった1つのチタン部品を3Dプリントするよう変更したことで200から300万米ドルの削減になったと伝えられています。 (8)

 

トポロジー最適化とは何か、そしてなぜ3Dプリンティングなのか?

トポロジーの最適化には少なくとも5つの方法と、数十のソフトウェアが存在します。最も広く普及している方法として可変密度法(VDM)とSIMP(solid-isotropic material with penalisation)法 (4) があり、これらは一連の工学パラメータを満たす必要最小質量を見つけるというアプローチをとります。トポロジー最適化に関する内容の多くは、人骨の構造についての疑問に答えるためになされた80年代の研究に基づいています。トポロジー最適化された形状がしばしば「有機的」な形状を持つ傾向があるのはそのためです。トポロジー最適化の為の最初のアルゴリズムが90年代半ばに商用ソフトウェアに採用されましたが、当時は製造技術に限界があったた為にあまり使用されませんでした。最近では、3Dプリンティング機器の進歩によりトポロジー最適化が再び注目されています。

自動車業界でトポロジー最適化の加速度的な普及率が見られない理由は主に、机上算出された解がしばしば体現するに当たって問題を抱えるため、トポロジー最適化されたコンピューターソリューションを製造可能な実製品として落とし込む技術が足りない、ということが挙げられます。(11)

しかし、トポロジー最適化+ 3Dプリントはその初期成果が非常に有望であるため、軽量化戦略において強力なツールとなります。車のフロントフードのトポロジー最適化を例に挙げれば、工学的要件を満たしたまま質量を12%削減されているのです。

 
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Ferrari F458 Italiaのボンネットの構造最適化(10)

 

実際に、同様の削減率が業界や学術文献の中でも報告されています。ある日本の自動車メーカーのブラケットをトポロジー最適化した結果、工学的要件と製造性を満たしながら、44%もの質量を削減することができました。

 ブラケット 基本:18.35㎤ 最適化後:16.26㎤ トポロジー最適化後:12.75㎤ 株式会社3D Printing Corporation

ブラケット 基本:18.35㎤ 最適化後:16.26㎤ トポロジー最適化後:12.75㎤ 株式会社3D Printing Corporation

 

また、密度法ではない比較的新らしいトポロジー最適化ツールでも利点が多く見られます。このツールの設計ワークフローには、製造性の考慮ができ、また部品の部位により複数の特性持たせた形で構造設計できる能力が組み込まれています。 いち日本自動車メーカーのコンロッド(コネクティングロッド)をこの手法でトポロジー最適化した結果、54%もの質量を削減することができました。

素材について

PCLのような柔らかい生体適合性材料からタングステンや炭化ジルコニウム (ZrC) まで、3Dプリンティングに適用できる何百もの素材が存在します。

以下の表に、基本的な3Dプリンティング用素材を多数掲載しました。(1)

 
3dprint-topologyoptimize-car-connecting-arm.jpg
 
 

Amorphous

Semi-crystalline

Thermoset

Material

Extrusion

Vat

polymerization

Material

jetting

Powder

bed fusion

Binder jetting

Sheet

lamination

Directed

energy

deposition

ABS [Acryonitrile Butadiene Styrene]

X

X

Polycarbonate

PC/ABS Blend

X

X

PLA [Polylactic Acid]

X

X

Polyetherimide (PEI)]

X

X

Acrylics

X

X

X

Acrylates

X

X

X

Epoxies

X

X

X

Polyamide (Nylon) 11 and 12

X

X

Neat

X

X

Glass filled

X

X

Carbon filled

X

X

Metal (Al) filled

X

X

Polymer bound

X

X

X

Polystyrene

X

Polypropylene

X

X

Polyester (“Flex”)

X

Polyetheretherkeytone (PEEK)

X

X

X

Thermoplastic polyurethane (Elastomer)

X

X

Chocolate

X

X

Paper

X

Aluminum alloys

X

X

X

X

Co–Cr alloys

X

X

X

X

Gold

X

Nickel alloys

X

X

X

Silver

X

Stainless steel

X

X

X

X

Titanium, commercial purity

X

X

X

X

Ti–6Al–4V

X

X

X

X

Tool steel

X

X

X

企業からしばしば受ける質問について:

「自社開発の合金/非常に特定された合金をプリントできますか?」

その可能性は高いです。3Dプリンティングに関する知識とある一定量のパラメーターに関する実験があれば、大部分の合金でプリントすることができます。しかしまた、全く同じ合金で3Dプリントされた部品は、例えば、鋳造された同じものと違う性質を示すことを考慮する必要があります。これは工程によってに異なり、その差異は無視できるほどの場合とそうでない場合があります。

「スーパーエンジニアリングプラスチックをプリントすることはできますか?」

最近では3Dプリンティングにおけるエンジニアリングポリマーへの関心が高まり、技術が急速に進歩しました。2018年第1四半期時点で、PEEKおよびCF+PEEK、長繊維CFRP、PVDF、POMなどを簡単に3Dプリントすることができます。

スーパーカーのメーカーであるブガッティは8ピストンキャリパーを3Dプリントしました。これは1,480馬力のシロンの前車軸のために設計されたもので、シロンブランド全般に装備する計画です。この大型のチタン部品は、彼らの以前のバージョンに比べて40%軽量化されています。(4)

 

 
3dprint-watch-face.jpg

Watches

Montfort Watchesはスイスの腕時計メーカーで、優れて確立された分野で、デザインを革新したいと考えました。彼らはスイスアルプスに発想を得て、3Dプリントの腕時計の文字盤を作りました。この会社の製造するすべての腕時計にはこの特徴的な3Dプリントの文字盤が使われています。(3)

 
 
3dprint-topology-optimized-car.jpg

Automotive

ケーニグセグは、スーパーカーの製造に際して3Dプリンティングをほとんどすべての工程で使用していることで、3Dプリンティング産業の中で有名です。ジグや試作品の製造、高性能可変ターボのほか、興味深いことにフロントガラスのウォッシャーノズルを3Dプリントで製造しています。 (5)

 

事実、ケーニグセグ氏は3Dプリンティングは以下の利点があると考えています。(6)

試作品製造

鋳造よりも低い製造コスト

安い労働力による生産能力の強化ではなく、生産性メリットによって生み出される全体コストの更なる削減

国内自動車メーカーが海外メーカーを打ち負かす可能性

 
 
3dprint-mass-manufacturing-car-panel.jpg

Mass Customization

BMWはMINIブランドの下で、大衆向けカスタマイズを導入します。2018年内には特定のMINIモデルにおいて、顧客は選んだり、デザインしたり、または部品のアップグレードを注文することができるようになります。(7)

 
 
3dprint-spare-car-parts.jpg

Spare Parts

メルセデス・ベンツ社のトラックは、密度がほぼ100%かつ従来のダイカストアルミ部品より高い純度の、非常に高い強度と熱抵抗力をもつ3Dプリントのスペアパーツを開発しています。これは機械的または熱的に負荷のかかる部品の少量生産に特に適しています。(17)

 

引用文献:

(1) Bourell D, et al. Materials for additive manufacturing. CIRPAnnals – Manufacturing Technology (2017), http://dx.doi.org/10.1016/j.cirp.2017.05.009

(2)Bikas, H., Stavropoulos, P. & Chryssolouris, G. Int J Adv Manuf Technol (2016) 83: 389. https://doi.org/10.1007/s00170-015-7576-2

(3) https://montfortwatches.com

(4)https://www.motorauthority.com/news/1114924_bugatti-brake-caliper-is-worlds-largest-3d-printed-titanium-component

(5)http://www.develop3d.com/blog/2017/10/koenigseggs-epic-detail-runs-right-down-to-its-custom-metals-3d-printed-win

(6) Kianiana B, Tavassolib S, Larssona, T. C. The Role of Additive Manufacturing Technology in job creation: an exploratory case study of suppliers of Additive Manufacturing in Sweden. Procedia CIRP 2015;26:93–8.

(7) http://www.bmwblog.com/2017/12/27/mini-customised-now-available-numerous-mini/

(8) https://www.reuters.com/article/us-norsk-boeing/printed-titanium-parts-expected-to-save-millions-in-boeing-dreamliner-costs-idUSKBN17C264

(9)https://www.ge.com/reports/treat-avgeeks-inside-look-ges-3d-printed-aircraft-engine/

(10) Cavazzuti, Marco & Splendi, Luca & D’Agostino, L & Torricelli, E & Costi, Dario & Baldini, Andrea. (2012). Structural optimization of automotive chassis: theory, set up, design

(11) Zegard, T. & Paulino, G.H. Struct Multidisc Optim (2016) 53: 175. https://doi.org/10.1007/s00158-015-1274-4

(12) Sehmi, M., Christensen, J., Bastien, C. et al. Struct Multidisc Optim (2018). https://doi.org/10.1007/s00158-017-1876-0

(13) Rayna, Thierry & Striukova, Ludmila. (2015). From rapid prototyping to home fabrication: How 3D printing is changing business model innovation. Technological Forecasting and Social Change. 102. . 10.1016/j.techfore.2015.07.023.

(14)http://www.reportsnreports.com/reports/270520-3d-printing-market-by-technology-sla-sls-ebm-fdm-ebm-lom-3dp-materials-polymers-metal-application-aerospace-automotive-consumer-healthcare-government-defense-geography-americas-europe-apac-row-2013-2020-.html

(15) https://www.businesswire.com/news/home/20170426005834/en/Global-CNC-Vertical-Machining-Centers-Market-Grow

(16) Sehmi, M., Christensen, J., Bastien, C. et al. Struct Multidisc Optim (2018). https://doi.org/10.1007/s00158-017-1876-0

(17) http://www.metal-am.com/wp-content/uploads/sites/4/2017/10/MAGAZINE-Metal-AM-Autumn-2017-PDF-sp.pdf

(18) https://3mf.io/what-is-3mf/

(19)https://www.fujixerox.com/eng/company/technology/communication/3d/fav.html

(20)http://www.monolith.zone/#introduction