導入後すぐに使えるワイヤーDED方式大型金属3Dプリンター

「Meltio Robot Cell」

稼働に必要な付帯設備を全て揃えた「Meltio Robot Cell」が登場。これにより、導入後、自社によるセル構築のための設計や準備、セキュリティインターロックの設計、各種配線工事などといった準備工程が不要になり、すぐに必要な部品を製造することが可能になりました。
付属のMeltio Engine Robotは、鍛造品以上の強度をもった大型サイズ(1m以上)の部品や製品の造形、修理、クラッディングに最適な3Dプリンターです。
製造時間短縮をはじめ、人員不足やコスト削減など、多くの課題解決が期待されます。

テクニカルデータシートカタログダウンロード

Meltio Robot Cell の内容

・Meltio Engine Robot
・Meltio Engine Robot コントローラーユニット
・専用セル(部屋)
・水冷式チラー
・アルゴンガスボンベスタンド
・内部監視カメラ
・レーザー保護ガラス
・インターロック
・保守プラン3年
・Meltio Engine Robot 専用ソフトウェア「Meltio Space」

導入後すぐに使用できる

Meltioシステムとロボットアーム、ポジショナーが統合されたことにより、導入後すぐに造形が開始できる。
Meltioシステムを、お客様がお持ちのロボットアーム(ファナック、安川電機、ABB、KUKAなど)へ搭載することも可能。

Meltio Engine Robot

既存部品の修理、クラッディング

1から製品を作るだけでなく、既存部品の修理や、クラッディング(肉盛り加工)など、
既存部品の性能向上をさせるパーツの追加。

大型サイズ(1m以上)の製品、複雑な形状をムダなく造形

小ロットの大型製品を、好きな材料で、効率的に生産。

手頃な本体価格と低いランニングコスト

粉末方式の金属3Dプリンターに比べて初期費用とランニングコストが大幅減。
MIGワイヤーなど、市販材料の金属ワイヤーを使用でき、ロスが発生しないため、高い費用対効果を実現。
チャンバー内をガスで置換する方式と異なり、局所的な使用によって、ガスの消費量は必要最低限。
生産速度が速く、完成品をすばやく手に取れるため、部品調達、修理、開発を高速化。

DED方式とは

DED 方式(指向性エネルギー堆積法)とは、溶接ビードを正確に積み重ねることによって積層していく手法です。Meltio の造形技術はコンパクトな積層ヘッドに集約されており、複数のレーザーを装備し、2つのワイヤー材を組み合わせた造形をすることが可能です。

仕様

テクニカルシート(EN)

造形エリア

2000 x 1000 x 1000mm

セルサイズ

4050 x 2550 x 3000mm

製品重量

3,500 kg

設置条件

気温16℃~30℃ /
湿度40%以下であること

ソフトウェア

Meltio Space

レーザー

200Wのダイレクトダイオードレーザーを6台搭載

レーザー出力

1200 W

レーザー波長

976 nm

冷却

空冷式チラー

入力電源

三相200V

使用ガス

アルゴンガス

Meltio の造形技術が集約した積層ヘッド

a picture that explains the head of a 3d printer

Meltio の積層ヘッドは最大1.2kWのレーザーパワーを分散配置しており、ホットワイヤーシステムを搭載していることで高い造形効率を実現します。また、レーザーが分散されることによりヘッド中央からワイヤーが供給され、好きな方向で造形が可能です。

長寿妙な設計

レーザーパワーを分散配置することで長寿命。また、ほぼすべての部品の交換が容易となっています。

高い歩留まり

粉末方式と比べ、材料のほとんどを使用することができます。また、入熱量も最小限に抑えます。

安全なシステム

レーザーファイバー皮膜プロセスを監視するセンサーにより、異常が検出された際は自動的にシステムを調整します。危険下で自動停止する機能も搭載。

溶接ワイヤー

Meltio では最も安全で清潔、かつ加工しやすい金属材料であるワイヤーを主に使用しています。

デュアル・ワイヤー

異なる金属材料を1つの部品に組み合わせます。ワイヤーの切り替えは、迅速かつ自動的に、安全に行われます。

ホットワイヤー

ホットワイヤー(ワイヤーに流れる電流抵抗の制御)で材料の予熱を行い造形の効率をUP。

Meltioワークフロー

1. デザイン

3DCADモデルを作成造形・後処理を考慮して形状を決定する。

2. スライス

造形向きを決定造形パラメータを決定Gコードを作成。

3. 3Dプリント

材料をロード、材料に応じた造形パラメータを選択。Gコードを読み込み、ビルドプレートをセットZプローブプリント開始。

4. 後処理

熱処理、CNC加工、ビーズブラスト、研磨。
※ 5と繰り返す。

5. カット

バンドソーやワイヤー放電加工機を使用してビルドプレートを取り外す。
※ 4と繰り返す。

専用ソフトウェア「Meltio Space」

Meltioシステムを搭載したロボットアームによる8軸造形に対応しており、従来の3軸スライサーソフトのような感覚で使用することができます。9種類の複雑なスライス方法が設定されており、自動で造形パスを生成できるため、設定から造形までの時間が大幅に短縮されます。さらに、ソフトウェアは継続的にアップデートされていくため、常に最先端の技術を受け取ることが可能。今までよりも容易なロボット操作が可能となり、新たな視点や可能性を提供します。

現在使用している既成の材料も使用可能です

オープン・マテリアル・プラットフォームで市販材料や新材料にも対応。

Stainless-Steel-316L
ステンレス綱

316L(SUS316L)
308L
17-4PH(SUS630)

Tool-Steel-H11
工具綱

H11(SKD6)

ニッケル合金

インコネル®718(NCF718)
インコネル®625(NCF625)
インバー

軟鋼

ER70S

Titanium-64
チタン合金

Ti-6AL-4V

銅合金・アルミ

現在開発中

※Meltioは開発中の材料について、現在の製品アーキテクチャでの互換性を保証するものではありません。

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弊社による品質評価イメージ

試験写真
グラフ

造形事例

試作、少量生産といった各段階において、鋳造・鍛造以上の高い費用対効果を実現します。

Engine Manifold

エンジンマニホールド

寸法:205 × 360 × 473 mm
重量:5.22 kg
材質:SS316L
印刷時間:19 時間 23 分

Rotary Screw Compressor

ロータリースクリューコンプレッサー

寸法:75 × 75 × 230 mm
重量:2.55 kg
材質:SS316L
印刷時間:7 時間 23 分

Naval Propeller

プロペラ

寸法:600φ mm
重量:12.1 kg
材質:SS316L
印刷時間:43 時間 40 分

Blisk

ブリスク

寸法:500 × 500 × 60 mm
重量:9.15 kg
材質:SS316L
印刷時間:26 時間 25 分

Overhang Test

オーバーハング

寸法:350 Ø mm x H 180 mm
重量:2.14 kg
材質:SS316L
印刷時間:6 時間 26 分

Spherical Tank

スフェリカルタンク

寸法:500φ mm
重量:29.6 kg
材質:SS316L
印刷時間:81 時間 20 分

Topology Beam

トポロジービーム

寸法:170 x 130 x 900 mm
重量:5.95 kg
材質:SS316L
印刷時間:19 時間 5 分

Turbo Impeller

ターボインペラー

寸法:140 x 140 x 47.7 mm
重量:1.85 kg
材質:SS316L
印刷時間:5 時間 48 分

Helical Coil

ヘリカリコイル

寸法:60 Ø x 354 x 376 x 525 mm
重量:3.56 kg
材質:SS316L
印刷時間:13 時間 46 分

横浜本社工場にて、実際の機器や造形サンプルを手に取れる見学会を開催しています。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

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